面接で大切なこと|自然に。悪い口癖は直せ
面接では「言葉のキャッチボール」を意識してください。これとても大事なことです。
話す内容ももちろん大事ですが、やはり自然な話し方が出来ていないと話すら聞いてもらえません。
自然な「会話」で簡潔に
面接とは「会話」です。
あくまで「人と話す場である」ことを忘れないようにしてください。
たまに、いかにも「万全の準備をしてきました」と言わんばかりの内容を、ただひたすら一方的に一人で喋り続ける人がいます。これはダメです。会話になっていません。
新卒でもよくいるのですが、まあ新卒なら許されるでしょう。
社会人ではないので大目に見られます。
しかし、ある程度年齢を重ねた社会人が「演説」しちゃった場合は、ほぼ間違いなく白い目で見られるでしょう。それくらい恥ずかしいことです。面接開始5分で「痛い人」扱いされてしまいます。
確認しておきましょう。面接官は聞き手ではありません!
あなたの演説をひと通り聞いて良し悪しを判断するのではなく、あなたと実際に話してみて、履歴書や職務経歴書だけでは分からなかった部分を知りたいのです。
面接官はあなたがどういう人物か知りたいのです。
忘れないでいただきたい。
なので面接ではきちんと「会話」することを心がけましょう。
相手も人間です。話すことを意識しましょう。
緊張するとつい早口になってしまう人は、この点を忘れないようにして面接に臨んでください。
30秒で答える。聞かれてから詳しく
会話では、何事にも簡潔に答える必要があります。
30秒から1分以内に回答してください。
でも、これはそれほど難しいことではありません。
普段、あなたが誰かと話しているときのシチュエーションを思い浮かべてみてください。
30秒どころか、数秒程度で答えを返しているのではないでしょうか。
いつもは出来ているのに、なぜ面接では出来ないのでしょう?
必ず出来ます! 意識さえできればちゃんとできるはずです。
正直、どんなに立派な回答も1分以上喋り続けられると、相手も内容はほとんど覚えていません。すごく無意味です。
それよりも簡潔に答えてスマートさをアピールしちゃいましょう。
そのほうが面接では得策です。
面接官が質問してきたら、そこで初めて詳しく答えましょう。
面接官はあなたのことを知りたいのですから、何かひっかかることをあなたが少しでも言えば食いついてきます。
詳しく話すのはそれからで十分です。
(だからと言って、そこから「演説」が始まっては意味がありませんが……)
あくまで会話を意識してください。
話し方の悪い癖は早く直そう
「あー」とか「えー」とか多い人、いません?
あれ、すごく気になりますよね?
これと同じことです。内容よりもそっちに注意がいってしまって、内容が頭に入ってこない。あなたの話し方にも悪い癖があると、このように悪い印象だけが積み上げられてしまいます。
「まあ」
なんでもかんでも、頭に「まあ」を付けて話す人がいます。
イライラするのでやめてください。
また、「まあ、○○」、「まあ××」と言われると、「まあ、そうっすね」というようなテキトーさを感じます。マイナスのイメージを持たれるのでやめましょう。
「とりあえず」
とりえあえずなんですか? ビールですか?
やめてください。癪に障ります。
とりえあず、と言われるとどうしても「曖昧さ」が気になってしまいます。
印象が悪いです。
「いや」「いえ」
必ず頭に否定形の言葉を付けてから言葉を発する人がいます。
これも非常にイライラします。
単純に、相手を否定する形で入るわけですから、気分が良いものではありません。
絶対にやめましょう。
「要するに」
面接官がまとめる場合に使ったり、自分で話をまとめたいときに使うのは問題ありません。ただ、連発すると非常に「浅さ」を感じます。
大したまとめになってない場面で使うのは避けましょう。
自分の話し方は自分には分からない
意外と、自分の話し方は自分では気が付かないものです。
理解者が近くにいれば自分の話し方について、「癖」が無いか聞いてみるといいでしょう。
ちょっとそれは恥ずかしい、ということであればボイスレコーダーやスマホの録音アプリで自分の声を録ってみましょう。
案外、自分の声は「変」に聞こえるものです。
でもそれが他人に聞こえるあなたの「声」です。
気になる点が無いかチェックしてから、面接に臨みましょう。