面接で大切なこと|ビジネスマナーは大切に
何度も繰り返し書いていますが、面接はビジネスシーンです。
取引先に出向くようなもんです。新卒ならまだ言い訳ができるかもしれませんが、いい年した社会人がマナーも知らないとなると論外です。
以下、当たり前かもしれませんが、念のため気を付けたいことについて書き出しておきます。
1.時間厳守で!
遅刻は厳禁です。
約束の時間に間に合うように移動しましょう。
余裕があれば、事前に面接場所までの道順を実測しておくといいかもしれません。
たしかに、現職でアクシデントが発生し、どうしても約束の時間に間に合わないという事態が発生するかもしれません。
これは仕方ありません。
仕事はいつも思い通りに進むとは限らない。当たり前のことです。
相手も理解してくれるでしょう。
しかし、何も言わずに遅刻しておきながら、だらだらと言い訳するのは社会人としてはあり得ません。
なぜ、間に合わないと分かった時点で先方に連絡しないのでしょうか。
遅れるなら遅れるで、それが分かった時にきちんと伝えておきましょう。
「遅刻」それだけで印象が悪くなるとは思えません。
誠意をもって説明してください。
それでダメならむしろ、あなたが考えるべきは「この会社でいいのか?」です。
そんな狭量な、杓子定規な環境で今後やっていけるのでしょうか。
早めにこちらからお断りを入れたほうがよさそうです。
私ならそう考えます。
遅刻について肝心なのは、それをいつの時点で伝えるのかです。
じゃあ「念のため」といことで30分以上早く会場に着くのはどうでしょうか。
早ければ早いほうがいいのかというと、それもまた問題です。
相手にも準備の時間というものがあります。早すぎるのも非常識です。
せいぜい10分前にしましょう。
30分前は早すぎます。
よくある遅刻1 「駅から徒歩○分」
駅から徒歩○分は、目安でしかありません。
むしろ、駅に近いことを売りにしているのであれば、多少短めに表記している可能性もあります。
真に受けて面接に遅れないようにしましょう。徒歩○○分には個人差があります。
Googleマップなどで事前に調べ、距離から大体の所要時間を計算しておくとよいです。一番いいのは実際に足を運んでみて、下見することです。
よくある遅刻2 ビルの中で迷う
ビルや建物に着いたら安心しますよね?
でも、そこから面接会場にたどり着けない事例があります。
一度、覚えてしまえば大したことのない経路であっても初めて訪れる場合は、案外道が分からなくなるものです。
思っていたより奥まったところに事務所があったり、受付と面接する場所が離れていたり、会社によってさまざまなオフィス事情があります。
あと一歩のところで遅刻したら、せっかく余裕をもって着いても意味がありません。
気を抜かずに最短ルートでたどり着けるよう、前もってシミュレーションしておきましょう。
時間が余ったら、リラックスのためにコーヒーでも飲むといいです。
ただし、会社から近すぎる喫茶店にはその会社の関係者がいるばあいもあるので、要注意です。くれぐれも失礼のないように面接までの時間を過ごしましょう。
2.受付ではコートを脱ぐ
当たり前のことですが、受付では外套(コートなど)は脱ぎましょう。
それがマナーです。
このルールは大変初歩的なもので、就活本を穴が開くほど読み込んだ大学生なら誰でも出来ることなのですが、意外とすでに働いている人が出来ていなかったりします。
営業職なら当たり前のことも、内勤ばかりでお客さんに会う機会が極めて少なかったりすると、知らず知らずのうちにこれができなくなってしまうのかもしれません。
できれば受付前とは言わず、建物に入ったらコートは脱いで手に持ちましょう。
受付の方には「本日面接で参りました○○と申します。××様と△△時のお約束で伺いました」と言えればOKです。
3.控室ではできれば何もしない
控室に通されるなり、ケータイをいじったり、パソコンをいじったりする人がいます。べつに悪いことをしているわけじゃないとしても、控えたほうがいいでしょう。
どこで誰が見ているか分かりません。
思わぬところで悪い印象を持たれると損です。控室では何もせず、じっと名前が呼ばれるのを待ちましょう。そのほうが無難です。
面接中にケータイが鳴ると大変失礼なので、電源をOFFにするくらいはしてもいいと思います。
4.細かいことにも注意して
たとえば、すれ違う人にも軽く会釈するべきです。
もしかしたらその人が社長かもしれません。まったく関係のない人とは限らないのです。
悪い印象を持たれるとその後に影響を及ぼします。
たとえ小さなことでも好印象に映るよう、気にしすぎるくらい自意識を高めてください。
こうした小さな積み重ねが意外と面接官には分かるものです。