職務経歴書でやってはいけない5つのこと
職務経歴書を書く上でNGなことを5つ挙げます。
1.職務経歴書の分量が少なすぎる
まず始めにお伝えしたいのは、職務経歴書の適切な分量はA4用紙2~3枚程度ということです。
これ以上でも、これ以下でもいけません。
印象が悪くなるばかりです。
たとえば、A4用紙に半分程度さらさらっと書いてある程度の職務経歴書を見た面接官はどう思うでしょうか。熱意を疑うのではないでしょうか。
あなたが歩んできた社会人としての経歴に数々のエピソードを織り交ぜながら記載すれば、きちんと2~3枚は書けるはずです。
あと、少し隙間が空いてしまうようなら面接で使えそうなネタを書いておきましょう。
職務経歴書は面接で使うお品書きみたいなものです。面接官との話のタネになりそうな話題(仕事上のエピソード)があれば書いておきます。
2.職務経歴書の分量が多すぎる
少なすぎるのが悪いからと言って、逆に多すぎるのも良くありません。
ダラダラと冗長に書き連ねても、要点をまとめられない人という印象を与えるだけです。
面接官も忙しいので、一字一句すべて細かく目を通しているとは限りません。
相手に配慮した分量でまとめましょう。
転職経験が多いほど、そのすべてを書こうとして職務経歴書が長くなっていく傾向がありますが、エッセンスを抽出することを心がけましょう。あなたのこれまでの歩みの中で特に重要な部分をピックアップし、要点のみまとめるべきです。
また、先にも述べたように職務経歴書は面接で使うことを前提に書くものなので、面接官が食いつきそうなネタを散りばめておくことも忘れずにしましょう。
3.表現が抽象的すぎる
「成果を上げた」「売り上げがアップした」「貢献した」「努力した」「取り組んだ」「携わった」……
これらの表現は抽象的です。
あまり多用すると具体性に欠け、あなたの個性が見えません。
「200万円削減」とか「前年比20%アップ」など数字を使ったり、「1.~~、2.~~」など箇条書きしたり、具体性を持たせます。
また、仕事のことだけでなく、仕事を通してあなたという人物を知ってもらうことが面接の意味なので、自分の性格や考え方、スキルなどが見えてくるような書き方を心がけましょう。
4.嘘を書く
何度も申し上げている通り、嘘はバレます。
いつか笑い話になればよいのですが、そういうわけにはいきません。
職歴詐称や嘘つきは信頼性を損ない、嫌われます。
どうせ面接や入社後にバレるのですから嘘は書かないようにしましょう。
5.アルバイト経歴を書く
基本的にアルバイト経験は書きません。
正規の社員と違って責任の範囲が違いますから、一般的に記載しないようです。
ただし、現職(前職)や転職先にかかわりがあって、アピールポイントに使えるエピソードがあるなら書くというのも一つの手です。
一方で、派遣社員や契約社員の経歴は書くのが一般的です。
そのような形で働いていた経歴があれば、きちんと書いておきましょう。